姫路市で|はじめての「経営事項審査(経審)」
姫路市の建設業者様へ|はじめての「経営事項審査(経審)」をわかりやすく解説します。
兵庫県姫路市の行政書士の秋田です。
2月に経営審査受審の業者様のお仕事が無事に完了しました。
現在は、3月の方の経営審査の準備中です。
建設業を営まれていると「そろそろ経営事項審査(経審)を受けた方がいいのでは?」という話を耳にすることがあると思います。
特に、姫路市や兵庫県の公共工事に参加したいとお考えの事業者様にとって、経営事項審査(経審)は避けて通れない重要な手続きです。
経営事項審査の準備をしていると、当たり前なものとして準備していますが、初めて受けられる方にとっては一つ一つが、どのような意味で必要なのか、複雑でなかなか慣れないものだろうな~と感じます。
今回は、初めての方にも分かりやすく「経営事項審査とは何か」「なぜ必要なのか」「どんな流れで進めるのか」を解説したいと思います。
1.経営事項審査(経審)とは?
経営事項審査とは、公共工事を直接請け負う建設業者が受ける必要のある審査制度です。
根拠となるのは、建設業法です。
この法律に基づき、国や地方公共団体(姫路市など)の公共工事を元請として受注するためには、客観的な経営状況の評価を受けなければなりません。
これが「経営事項審査(通称:経審(けいしん))」です。
簡単に言うと、
「この会社は、財務的に安定しているか?技術者は十分いるか?工事実績はあるか?」
といった点を数値で評価する制度です。
2.なぜ姫路市の公共工事で経審が必要なのか?
姫路市の公共工事に入札参加するためには、
まず「入札参加資格審査申請」を行い、有資格者名簿に登録される必要があります。
その際に必要となるのが、最新の経営事項審査の結果通知書です。
つまり、
- 経審を受ける
- 総合評定値(P点)を取得する
- それをもとに入札参加資格申請をする
という流れになります。
姫路市だけでなく、兵庫県や国土交通省発注の工事でも同様です。
公共工事を受注したい建設業者様にとって、経審は「スタートライン」と言えるでしょう。
3.経営事項審査では何を評価されるの?
経審では、主に次のような項目が評価されます。
① 経営状況(Y評点)
会社の財務内容をもとに評価されます。
- 自己資本比率
- 利益率
- 負債の状況
- キャッシュフロー など
赤字だから即ダメというわけではありませんが、財務の健全性は重要なポイントです。
② 経営規模(X評点)
- 完成工事高
- 技術職員数
- 自己資本額
などが対象になります。
特に「完成工事高」「技術職員数」は点数に影響します。
「技術職員数」については専任技術者や監理技術者の配置状況の確認が重要です。
③ 技術力(Z評点)
- 1級・2級施工管理技士
- 技術士
- 建築士 など
国家資格者の人数と資格の種類(1級か2級か、実務経験か)によって点数が変わります。
④ その他の審査項目(W評点)
- 建設業の営業年数
- 防災協定への参加
- 建設業退職金共済への加入
- 社会保険加入状況
社会保険未加入の場合は大きな減点になりますので注意が必要です。
4.総合評定値(P点)とは?
上記の評価を総合して算出されるのが「総合評定値(P点)」です。
このP点によって、
- 入札参加できる工事の規模
- ランク(A・B・C等)
が決まります。
姫路市の入札でも、この点数が非常に重要になります。
5.経審の大まかな流れ
STEP1:決算変更届の提出
まずは建設業許可の決算変更届(事業年度終了届)を提出します。
STEP2:経営状況分析申請
登録経営状況分析機関に申請します。
STEP3:経営規模等評価申請
許可行政庁(兵庫県など)へ申請します。
STEP4:結果通知書の受領
総合評定値通知書が発行されます。
6.よくあるご相談(姫路市の建設業者様より)
「まだ公共工事を受ける予定はないけど、経審は必要?」
今すぐでなくても、将来的に公共工事を視野に入れているなら、早めの準備がおすすめです。
経審は決算を基準に評価されるため、事前の対策で点数を上げられる可能性があります。
「赤字決算でも大丈夫?」
赤字でも申請は可能です。
ただし、財務内容によって点数は変動します。
「技術者が足りないかも…」
資格取得や配置の見直しで改善できる場合があります。
事前のシミュレーションが重要です。
7.経審は“戦略”が大切です
経営事項審査は、単なる手続きではありません。
- 技術者の配置
- 決算内容
- 加入制度の整備
などを事前に整えることで、点数が大きく変わることがあります。
特に姫路市や兵庫県内で公共工事の受注拡大を目指す場合、
経審対策は経営戦略の一部と言っても過言ではないかもしれません。
8.姫路市で経審をお考えの建設業者様へ
経審は、
- 書類の量が多い
- 専門用語が難しい
- ミスがあると再提出
など、非常に煩雑な手続きです。
また、知らずに申請すると「本来もっと点数が取れたのに…」というケースも少なくありません。
建設業専門の行政書士にご依頼いただくことで、
- 点数の事前診断シミュレーション
- 書類作成の代行
- 技術者の確認
- 社会保険や退職金共済の整備アドバイス
までトータルでサポート可能です。
まとめ
経営事項審査(経審)は、
✔ 公共工事を受注するために必須
✔ 財務・技術力・実績を数値化する制度
✔ 事前対策で点数アップが可能
姫路市で公共工事への参入や受注拡大をお考えの建設業者様は、
ぜひ一度、経審の現状診断をしてみてはいかがでしょうか。
経営事項審査は、正しく準備すれば、会社の信用力を高める大きな武器になります。
将来の受注拡大のために、今からしっかり備えていきましょう。
