【建設業】経営事項審査における建設機械の保有台数による加点



建設業の経営事項審査(経審)は、公共工事の入札に参加するために必要な審査です。
その審査の際、保有する建設機械の台数は、業者の実力を示す重要な要素となり、加点対象となります。
今回は、建設機械の保有台数によってどのように点数が加算されるのかを分かりやすく解説します。


建設機械の保有台数が経営事項審査に与える影響

経営事項審査では、建設機械の保有台数が加点対象となり、これによって審査点数が上がります。
多くの建設機械を保有している業者は、現場での作業能力や規模において強みを持つと評価されるため、より高い点数を得ることができます。

主に以下のような機械が審査対象となり、保有台数に応じて加点されます。

  • 掘削機(ショベルカー、バックホーなど)
  • クレーン車(吊り上げ作業用)
  • ダンプカー
  • アスファルトフィニッシャーやコンクリートポンプ車

これらの機械の保有台数が多いほど、審査で高評価を得やすくなります。特に、施工能力が高いと見なされるため、入札時に有利になります。


保有台数による加点の仕組み

経営事項審査では、保有台数が一定の基準に達するごとに、段階的に加点が行われます。
例えば、次のような基準が一般的です。



例えば、掘削機やクレーン車を1台以上保有していると、それだけ多くの現場に対応できる能力を持っていると見なされ、加点がなされます
また、台数が増えるほど、より多くの工事を同時にこなせる能力が高いと評価されるため、点数が高くなります。


保有する建設機械の種類

評価対象になる建設機械は、建設機械抵当法に規定される建設機械のうち、以下の9種類です。

1.ショベル系掘削機

ショベル系掘削機は、ショベル、バックホウ、ドラグライン、クラムシェル、クレーン 又はパイルドライバーのアタッチメントを有する旨を記載します。

2.ブルドーザー

ブルドーザーは、自重が3トン以上のものが評価対象になります。

3.トラクターショベル

トラクターショベルは、バケット容量が0.4立方メートル以上のものが評価対象になります。

4.モーターグレーダー

モーターグレーダーは、自重5t以上のものが評価対象になります。

5.ダンプ

ダンプは、土砂の運搬が可能な全てのダンプで、 「ダンプ」「ダンプフルトレーラ」「ダンプセミトレーラ」などです。 令和5年1月経審改正で、土砂の運搬が可能な全てのダンプが、評価対象に追加されました。

6.移動式クレーン

移動式クレーンは、つり上げ荷重3t以上のものが評価対象になります。

7.締固め用機械

8.解体用機械

9.高所作業車


加点を得るために気をつけるべきポイント

建設機械による加点を最大化するためには、以下のポイントを意識することが大切です。

入札の際に有利になるためには、必要な機械を計画的に増やすことが重要です。
ただし、過剰な機械の購入は維持コストが高くなるため、慎重に選定することが求められます。

経営事項審査では、機械の新しさや整備状態も考慮されることがあります。機械の状態が良好であれば、評価が上がりやすいため、定期的なメンテナンスや更新を行うことが有利です。


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完全所有だけでなく、リース機械でも一定の評価がされることがあります。リース機械を活用することで、保有台数を増やすことが可能です。


まとめ:経営事項審査で加点を得るための建設機械の活用方法

経営事項審査における建設機械の保有台数は、施工能力の大きさを示す重要な要素です。多くの台数を保有していれば、規模の大きい工事や複数の工事を同時に進行できることを示し、加点が行われます。機械の台数や種類、状態に気を配り、計画的に設備投資を行うことで、審査結果を向上させることができます。

また、機械の種類や使用状況も加点に影響するため、適切なバランスで機械を選定し、必要な台数を維持することが求められます。経営事項審査の加点を最大化するためには、これらのポイントを意識して運用しましょう。



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